【初心者でも一発合格】コーヒーソムリエを独学で取得するための勉強法徹底解説
- コーヒーソムリエ資格試験を独学で勉強する方法を知りたい
- できれば試験に一発合格したい
- 効率よく楽に合格できる方法があれば知りたい
コーヒーソムリエの資格を取得したくても、初心者だからどう勉強すればいいか分からないと感じていませんか?
その疑問は正しいです。誰しも最初はどのように勉強すればよいか分からず不安になります。
しかし、その不安を解消せずに闇雲に勉強してしまうと、合格までに何回も受験する必要があったりと遠回りしてしまいます。
この記事では、あなたが効率の良い勉強法をしって最短で資格を取得できるように、
- 独学で一発合格するための勉強の進め方
- あなたのペースに合った勉強スケジュール
- 先駆者の筆者が独学で勉強して苦労したこと
こんな内容をコーヒー初心者の状態からコーヒーソムリエ資格を独学で一発合格し、コーヒーソムリエ資格で学んだ知識を活かしておうちカフェを8年楽しむ筆者が徹底的に解説します。
この記事の内容を理解することで
独学での勉強の進め方を知ることができ、あなたに合った勉強スケジュールもイメージでき、
効率よく試験に一発合格できるようになります。
この記事を参考に、できるだけ効率よく楽にコーヒーソムリエ資格に合格してください。
そもそもコーヒーソムリエってどんな資格なの?
この記事にたどり着いた方はすでにコーヒーソムリエの資格についてご存じの方が多いのではないでしょうか?
しかし、これからコーヒーソムリエについて調べてみようかな、という方もいるかもしれないのでまずはコーヒーソムリエの資格について簡単にご説明します。
すでに知ってるよ! という方は読み飛ばしてもらってOKです。
読み飛ばして独学での勉強法を知りたい方はこちら!
コーヒーソムリエの概要
コーヒーソムリエとはコーヒー業界で働く人の職業の内の一つ。
コーヒーの知識や美味しく淹れる技術を熟知している人がなれる職業です。
実際の仕事内容はカフェのマスターとしてコーヒーを出す、オリジナルブレンドを作るなど多岐にわたり、人それぞれ異なります。
そんなコーヒーソムリエの資格は自身のコーヒーの知識を証明するための資格で、コーヒー業界に入る第一歩の資格として人気となっています。
資格についてもっと知りたいという方はこちらの記事で細かく解説しているのでぜひ読んでみてください。
- 取るメリットはあるの?
- デメリットも知りたい
- 資格を取得する価値はある?
- どこで受験できるの?
- 資格を取ると何が出来るようになるの?
- 受験から合格発表までの流れは?
このような内容を網羅的に解説しています。
コーヒーソムリエ資格はどう勉強すればいい?
- コーヒーソムリエ資格の勉強法ってどんな種類があるの?
- 独学で勉強するつもりだけど他の勉強法についても知っておきたい
こんな方に向けて、少しだけコーヒーソムリエ資格の勉強法の全体像について触れておきます。
コーヒーソムリエの試験内容
勉強方法を解説する前に、まずはコーヒーソムリエの試験の内容を理解しましょう。
試験範囲の全体像を把握することで、今後どう勉強を進めたらよいかイメージしやすくなるのでしっかり確認してくださいね。
コーヒーソムリエの試験範囲
コーヒーソムリエ資格を発行している公式団体「JSFCA(日本安全食料料理協会)」によると、試験には以下のような知識が問われると定義されています
- コーヒーの歴史
- 生豆の選び方
- 豆の産地と相性
- コーヒーの淹れ方と味の関係
- コーヒー豆の種類
- ラテアート
- コーヒーカップの種類
いずれもコーヒーの基礎を問う内容で、コーヒーソムリエの資格が初心者向けだと言われる理由もここにあります。
コーヒーソムリエの過去問はある?
どんな試験でも過去問を参考にして問題演習を行うことが一般的な勉強の進め方ですよね。
しかし、コーヒーソムリエの試験においては残念ながら過去問は存在しません。
過去に受験した人もその問題を公開することは禁止されているため、過去問が出回ることはありません。
実際に、公式団体のJSFCAや有料の通信講座等でも過去問は公開されておらず、過去問を用いた学習はどんな方法を使っても実施できません。
勉強方法にはどんな種類があるの?
過去問が入手できない状態で、どのように資格試験の勉強をすればよいのでしょうか?
現実的にコーヒーソムリエ資格の勉強法は以下2つとなります。
- 独学
- 通信講座
独学と通信講座はどっちがオススメなのか?
本記事を読んでいただいている方はすでに独学で勉強すると決めている方もいらっしゃると思いますが、まだ決めていない方は独学と通信講座どちらがオススメなのか知りたくないですか?
どちらで勉強を進めていくか迷っているという方は、以下の記事でそれぞれのメリット・デメリット踏まえて徹底比較していますのであなたに合った勉強法を見つけてくださいね!
楽に資格を取得できる裏技がある!?
楽に資格を取得出来たらいいのに・・・と考えたことはありませんか?
誰しも、楽に資格を取りたいと思うのは自然なことです。
しかし、コーヒーソムリエの資格においては楽に資格を取得できる裏技なんて・・・
実はあるんです・・・!!
その方法は、「課題を提出するだけで試験に合格できる通信講座を受講する」です。
詳しくは以下の記事で解説していますので一度確認してみてくださいね。
試験に一発合格するための独学勉強法
ここからは独学でコーヒーソムリエの資格を取得すると決意した方向けに、試験に一発合格するための独学での勉強法を徹底的に解説します。
実際に独学でコーヒーソムリエの資格を取得した筆者の実体験を交えつつ、取得までに苦労したポイントややってよかったことを赤裸々に公開します。
皆さんには私と同じように苦労するのではなく、できるだけ楽に取得いただけるよう惜しみなく説明していきますのでぜひ最後までご覧ください。
独学での勉強の進め方
まずは勉強の進め方を解説します。
全体像を把握し、イメージを持ってから詳細に移っていきましょう。
<独学の進め方>
- 市販のコーヒー本の中から軸とする本を1冊選び、購入する
- 購入した1冊を隅から隅まで読み込む
- 資格試験の範囲と照らし合わせながらもう一周読む
- 2冊目の本を購入する
- 2冊目の本を隅から隅まで読み込む
- 資格試験の範囲と照らし合わせながらもう一周読む
- (出来れば)自信のない試験範囲に特化した本を追加で購入し読む
それぞれの工程でどう勉強するのかも解説します。
①市販のコーヒー本の中から軸とする本を1冊選び、購入する
コーヒーソムリエ試験は過去問が無いことは説明しましたが、同様に専用教材も存在しません。
そのため、市販されているコーヒー本を自分で選んで教材として活用するしかありません。
そこで最初の工程として、教材とする本を1冊選んで購入するところから始まります。
②購入した1冊を隅から隅まで読み込む
コーヒー初心者のうちは基礎知識をつけるため、1冊をひたすら繰り返し読み込むことをオススメします。
複数の本を同時に読むと情報が混在してしまうため、まずは1冊を完璧に覚える気持ちで読み込みましょう。
③資格試験の範囲と照らし合わせながらもう一周読む
1冊目を読み込めたと感じたら、次は実際の試験範囲を意識して読んでいきます。
漠然と知識を詰め込むのではなく、「このページはコーヒーの発祥について書かれてあるから試験範囲の歴史に該当するな・・・」という形で紐づけて読むことでより効果的に知識を定着させることができます。
④2冊目の本を購入する
ここまで勉強したら広くコーヒーについての知識が身についている状態です。
しかし、専用テキストではないため1冊では試験範囲を完全には網羅できません。
そこで、もう1冊本を購入し、まだ知らない知識を探す旅に出ます。
⑤2冊目の本を隅から隅まで読み込む
2冊目も同じように繰り返し読み込んでいきます。
1冊目に書かれていない内容を探すように読んでいくと勉強時間も短縮できてオススメです。
⑥資格試験の範囲と照らし合わせながらもう一周読む
ここでも同じように試験範囲を意識して読んでください。
この段階でだいぶコーヒーの知識が身に付き、詳しくなっている頃合いです。
(出来れば)自信のない試験範囲に特化した本を追加で購入し読む
⑥までで終わってもよいのですが、まだ自信のない範囲がある、もう少し知識を身につけたいという方は追加で本を購入すると更に理解が深まります。
ここから先に読む本は知っている内容がほぼほぼになってきますので、とある分野に特化した本を選定すること、知っている部分は軽く読み飛ばすことを意識してみてくださいね。
独学に必要な勉強時間
ここまで独学の勉強法を解説してきました。
一方で、試験に”一発合格”するためにはどれくらい勉強すればよいか気になりませんか?
一般的には、60時間程度勉強することで試験に合格できるレベルに到達できると言われています。
しかし実際には個人差があり、私自身は30時間強で試験に合格することができています。
暗記が苦手、本を読むのが苦手という方は60時間、暗記や読書が比較的得意という方は更に時間が短縮できるくらいの感覚で参考程度にとどめていただくことをオススメします。
オススメの教材も知りたい!という方は?
コーヒーソムリエ試験に独学で合格するためには自分で教材を選ぶ必要があると説明しました。
しかし、いきなり一冊選べと言われても何を選べばよいか分かりませんよね。
そこで筆者が実際に読んだ本の中でぜひ活用して欲しいとオススメできる本をご紹介します。
田口護の珈琲大全
コーヒーを30年以上研究した著者、田口さんが自身の知識をフルに詰め込んだ1冊です。
コーヒーの基礎知識からコーヒー豆の相性、システムコーヒー学というより”美味しい”を追及するための内容が徹底的に解説されています。
より実践で使える内容が多いため趣味で勉強している人にもオススメの1冊です。
一方で、試験範囲の一つである”ラテアート”などの分野に関してはあまり記載されていないため、ほかの本と組み合わせて活用することを推奨します。
極める 愉しむ 珈琲事典
コーヒーの基礎知識を広く網羅しているのが本書です。
コーヒーの歴史などの初歩の初歩から田口護の珈琲大全にはなかったラテアートや最新トレンドについても勉強することができます。
試験範囲は広く網羅できているため、最初の1冊目にオススメしたい本です。
一方で、本書は”広く浅く”というイメージのため、知識の深堀りについては別の教材を組み合わせた活用が必要です。
筆者が独学で合格した時の勉強方法を大公開
ここまで独学での勉強法を解説してきましたが、もっとイメージしやすいように筆者が独学で合格した時の勉強方法を共有します。
<筆者の環境>
- 職業:会社員
- 仕事日:月~金、8:00-18:00
- 勤務環境:週2日出社、週3日在宅勤務(通勤は片道1時間)
- 知識レベル:いろいろなコーヒー豆を買って飲んではいるが、
コーヒーについては勉強したことがない初心者
<勉強方法>
- 私は前述した勉強の進め方に則って①~⑦までを実践。
- まず1冊目は「極める 愉しむ 珈琲事典」を購入し、繰り返し読み込み。
この本を読み終えるころには、おおよそ試験範囲の6割が身についたような体感。 - まだ合格できなさそうと感じ2冊目に「田口護の珈琲大全」を購入。
こちらも繰り返し読み込みおおよそ試験範囲の8割程度が網羅できているような体感。 - まだ合格できるか不安だったので、追加で2冊
「最新版 コーヒーのすべて」と「はじめてのおうちカフェ入門」を購入。
<勉強スケジュール>
ここで参考として、私が実際に独学で合格した時のスケジュールも共有します。
私はこのような環境・進め方で独学でコーヒーソムリエの試験に一発合格しました。
苦労したこととやってよかったこと
皆さんにはより効率よく試験に合格していただくために、筆者が苦労したことややってよかったことを実際の経験から説明します。
苦労したこと
- 問題演習ができないため試験範囲が網羅できているか常に不安
- 何度も事前に試験問題を見たい衝動に駆られた
コーヒーソムリエの勉強は問題集が存在しないため、自分がどれくらい知識を身につけられているのか、試験範囲が網羅できているのかが常に不安でした。
そのため、試験範囲を意識しながら本を読むことが非常に大事になってきます。
また、試験問題は受験票と同時に届くため、試験までの1ヵ月以上の間は問題が手の届くところにある状態でした。
見てしまえば楽に合格できると悪魔のささやきと戦いながら、何のために取得するのかを思い出して我慢してちゃんと受験日に問題と向き合いました・・・笑
やってよかったこと
- 合計で4冊の本を読んだ
- 学んだことを活かして自宅でコーヒーを淹れてみた
合計で4冊の本を読んだことで知識を広く網羅できたと感じています。
知っている内容が書かれていると自身にも繋がって不安軽減効果も得られました。
また、学んだことを活かし自宅でコーヒーを淹れたことでより知識が定着しやすくなりました。
なにより、今まではなんとなくで淹れていた状態から知識に沿って淹れることで美味しさが何倍にも膨れ上がり、勉強を始めたことを非常に満足することになりました。
【必見】勉強スケジュールテンプレートを公開
筆者のスケジュールは分かったけど、勉強できる時間が違ってあまり参考にならないよ・・・
そんな方に向けて、各自のスタイルに応じて最適なスケジュールを組んでみました。
私は一日にどれくらい勉強できそう、という状況に一番近いテンプレートをぜひ活用してみてくださいね。
1日1時間くらい勉強できる人
1日1時間くらい勉強できる人は効率型。
およそ2ヵ月前くらいから勉強を始めると問題なく合格レベルに到達できます。
毎日時間を確保して知識の吸収と復習を繰り返すことで、より効率的に合格までの知識を身につけることができます。
1日30分くらい勉強できる人
1日30分くらい勉強できる人はまったり趣味型。
およそ3ヵ月前くらいから勉強を始めた方がよさそうです。
試験は2ヵ月に1回実施されているため、次の次の回を目標に勉強を始めることでちょうどよいペースで勉強が進められます。
勉強期間が長いので学んだことを実践するなどの期間もとることができ、楽しんでストレスなく資格が取得できるペースです。
1日2時間くらい勉強できる人
1日2時間くらい勉強できる人は短期集中型。
1ヵ月あれば十分に間に合います。
その分、短期集中だと覚えたことを忘れやすいという側面もあるため、使える知識にしたい人は試験合格後も時間を見つけて定期的に本を読むことをおすすめします。
資格取得費用を抑える裏技がある!?
ここまで独学での勉強法を解説してきました。
だいぶ独学での勉強の進め方をイメージできたのではないでしょうか?
一方で、教材を数冊も買う費用ですら抑えたいとお考えの方もいるかもしれません。
そこでここまで読んでいただいた方に感謝の気持ちを込めて、“教材費を安く済ませる裏技”をご紹介します。
それは、「Kindle unlimitedを活用して教材を安く手に入れる」という方法です。
この裏技については以下記事で解説していますのでよかったら見てみてくださいね。
コーヒーソムリエは独学でも一発合格できる!
コーヒーソムリエ資格の独学法について理解できましたか?
コーヒーソムリエ資格は勉強方法によって難易度が大きく変わります。
この記事で説明した勉強法を活用して、皆さんが一発合格して安く、効率よく、資格を取得できることを願っています。
コーヒーソムリエを一発合格するための勉強法なども解説しているので、ぜひ他記事も見ていってくださいね。